においの基礎知識においの測定方法METHOD FOR MEASURING ODOR

臭気の測定方法には大きく分けて2つあります。
一つは、ガスクロマトグラフ等の分析機器により、においの物質、濃度を測定し表示する成分濃度表示法です。
もう一つは、三点比較式臭袋法(臭気指数測定)などを代表とする嗅覚測定法で、ヒトの嗅覚を用いてにおいを数値化する方法です。
においは、固有のにおいを持つ化学物質が集まった多成分の混合体であるため、分析機器を用いた測定では、実際の感じ方とは異なった結果となるため、悪臭規制、指導には、日本はもとより多くの国で嗅覚測定法が使われています。

 

特定悪臭物質測定

分析機器により特定悪臭物質22物質の濃度を測定する方法で、悪臭に含まれる特定悪臭物質22物質の特定と定量が可能です。

昭和47年環境庁告示第9号「特定悪臭物質の測定の方法」に準拠した機器分析を行います。

臭気指数測定

人間の嗅覚を用いてにおいの強さを測定する方法で、様々なにおい成分が含まれる複合臭として測定することが可能です。
平成7年環境庁告示第63号「臭気指数及び臭気排出濃度の算定の方法」に基づく三点比較式臭袋法による嗅覚測定を行います。

三点比較式臭袋法とは

においを人の鼻(嗅覚)で測定する、官能法の一種で、においを含む空気が入っている袋を1つと、無臭の空気だけ入っている袋を2つの計3つの袋の中から、パネル(正常な嗅覚を持った人)ににおいの入っている袋を当ててもらう方法です。
6人以上のパネルによって行い、悪臭を次第に薄めながら、不正解になるまでこれを繰り返します。
その結果を統計的に処理して、区別がつかなくなる希釈倍率の対数値を求め、その値から臭気指数を求めます。

 

測定の流れ

1.試料採取

対象の臭気、発生状況を踏まえ、適切な方法で臭気を採取します。

5. 被検試料作製

スタートする希釈倍率を強すぎ、弱すぎず決定します。
例えば、100倍希釈をつくるには、無臭空気(3Lに対して)試料30mlを注入します。

6.測定

パネルににおい袋の中に入っているにおいを嗅いでもらいます。
においがわからなくなる希釈倍数に達するまで、繰り返しにおいを嗅ぎ判定します。

7.集計
8.排出口
9.環境
10.計算
11.結果

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